【Vol.2】現役人事が語る採用目線の面接のポイントとは!?

こんにちは!オーシャンズジャパンです!

マガジン企画第二弾として、今回のインタビューでは弊社メンバーでありながら、企業の人事で新卒採用をされている山本さんにお話を伺いました。

コロナ社会になって以来、多くの企業がリモート面接を導入しています。

直接での対面に比べて、人柄や雰囲気が伝わりづらいオンライン面接では、面接を受ける就活生の皆さんはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか?

採用人事の山本さんの目線からコロナの今だからこそ対策すべき面接準備について、お話をしていきます!

ーーーオーシャンズジャパンではどんな役割を担っておられますか?

オーシャンズでは、ホームページの管理や、これからオーシャンズで展開していくオンライン動画コンテンツの編集・配信周りなどを担当しています。

私自身は普段は、とあるメーカーで新卒採用を担当する人事として働いています。

これまで、8年間新卒採用に携わらせていただき、多くの学生の方と面接をしてきました。

ーーー面接では、新卒採用の人事担当はどこを見ているのですか?

面接では人事は学生の様々なポイントを見ていて、一言で表現するのは難しいのですが、本質的には

『自分の会社で結果を出せるか?』

という点を見ています。

私は中途採用の面接も担当しているのですが、新卒の場合と異なり中途の場合は、まさに『自社で結果を残せる人かどうか』だけを人事は見ます。

一方で、新卒採用の場合は、中途採用と対比するとポテンシャル・将来育っていく姿に、より重点を置いて見ています。


『入社後に、自社の職場で先輩社員との関係の中で、モチベーション高く育って力を発揮していけるか?』

『実際にこの学生が○○の部署にきたら、どんな顔して働くだろう?お客さんの前では、どんな顔をしてるだろう?』

といったように、自社で働く姿が想像できるかどうか、をポイントとしています。

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企業の人事という立場としては、優秀な学生を採用するために、採用をする私自身が会社の経営層と同じ目線で考えなければなりません。

人事が新卒採用でベストを尽くせたかどうかが、新卒入社した学生が生み出す成果や、早期の離職率に、ダイレクトに繋がります。

だから、採用する側である自分自身の目線の幅を広げる必要があります。

面接に来てくれた学生が自社でどんな活躍をしてくれるかについて、未来の姿を想像して、マッチする職種をイメージできるように目線の幅を広げることを意識しています。

また学生の立場からすると、志望する企業との関わりで一番最初に会うのが人事です。

「人事を見ればその会社の色がわかる」といわれるくらい、人事が与える第一印象としての企業イメージは大きいと考えます。

だからこそ新卒採用の人事としての仕事には、緊張感を持って取り組むべき側面もあり奮闘する毎日です。

ーーーコロナ社会でリモート面接が増えて何が変わりましたか?

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リモート面接では、面接部屋の準備などが不要になるので工数は少なくなるのですが、その分画面越しでしか話ができないので、得られる情報量がガクッと落ちました。

学生視点で言い換えると、対面の面接に比べて『アピールできる情報量』が絶対的に少なくなっているという課題になります。

なので、就活でリモート面接を受ける側の学生の皆さんには『言語化して伝える』という能力が、これまで以上に必要とされていると感じています。

これまでは企業の新卒採用の取り組みとして、リクルーターという役割を担う人がいました。

リクルーターは、大学OBの現場社員が務める場合が多く、人事よりも学生に近い目線でフランクに学生と接する機会を作れるメリットがありました。

リモート中心の採用活動になってから、学生と企業双方の魅力が伝わりづらくなった分、今までよりも回数多く学生と接する必要が出てきました。

ロナ感染拡大以来、人事の私もリクルーターのような立ち位置で、学生との接点を増やすよう努めています。

また、リモート面接の場では好印象だったのに、実際に対面で話をしたりグループディスカッションなどの集団で学生を見る場面になると、学生の印象に違和感を感じるような場合も少なからずあります。

つまり、

リモート面接だけを乗り切れば良いというわけではない

というのも事実です。

画面越しの自分を取り繕えばよいわけではなく、

・自分の考えを整理して人に伝える能力

・集団の中で周囲と意思疎通して課題を解決する能力

が面接の場で見られるのは、コロナ社会であっても変わらないと思います。

ーーー今から就活を始める学生は、まず何から取り組めばいいですか?

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面接を受ける学生の皆さんに是非鍛えてほしいのは、『言語化する能力』です。
サークルや友達同士など、大学生同士のコミュニケーションでは、わざわざ一つ一つを言語化しなくても、ノリや勢いで会話が成立します。

簡単に言えば『なんとなく』のコミュニケーションです。

どちらかと言えば、言語的というよりも非言語的コミュニケーションの要素が大きいと思います。

しかし、社会人として仕事を進めていくには『なんとなく』ではいけません。会話する相手の年代も、役職も、背景も異なる人と、円滑にコミュニケーションを取れるかどうか、が問われます。

より具体的には、自分が伝えるべき内容が、相手に伝わっているかを確認しながら、齟齬のない会話ができるかどうか、が重要です。
『なんとなく』ではなく

『確実に伝わる』コミュニケーション

が、求められるのです。

そして、リモート面接が多いコロナ社会だからこそ、『言語』による自分の考えの伝達が鍵になります。

ですので、学生の皆さんは今日から『なんかいいよね』『すごいね』『なんとなく』で済ませていたものを、伝わるように具体的に言葉で表す、というのを習慣づけていくのがおすすめです。

最初は難しいかもしれませんが、テレビやYoutubeなどで動画を見たり、本を読んでいるときに、「この言い回しは使えそうだな」とか「この表現素敵だな」と感じた言葉をメモしていくところから始めてみてはいかがでしょうか?

そうして

『言語化』する意識を持つ

というだけで、日常で目や耳にする言葉が全然違って聞こえてきますし、誰かとの会話でも、『伝わっているかな?』『どんな言葉を使えば伝わりやすいかな?』と考えられるようになります。

意識一つで変えられることなので、ぜひ今日から意識してもらいたいと思います。

ーーーまとめ

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山本さん、インタビューありがとうございました!

なかなか就活において、現役人事の方の目線から語っていただく場面は少ないように思いますので、今回の内容は学生の皆さんにとっては新鮮だったのではないでしょうか?

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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